ThunderbirdとBcc

軽いメモ。

Thunderbirdを介しGmailでToに自分,Bccに複数人を指定し送信後,送信済みメールをThunderbird 2.0.0.21 (IMAP使用)でチェックしてみると,Bccで指定したアドレスがヘッダにもどこにも表示されない。どうしたことか。

まずはセーフモード。しかし変わらない。だとしたら何が原因なのか?いろいろ調べてみると,どうやら既知の問題*1であるらしい。

Web上のGmailBcc指定したメールを一旦下書き保存,IMAPにより確認したところ,まだ見える。次にそれをThunderbirdで送信したところ,ThunderbirdでもWebからも確認できない。同様にWeb上で送信したところ,今度はThunderbirdからもWebからも確認できる。

脚注リンク先でも言及されている通り,やはりThunderbirdを使いSMTPで接続することが原因のようだ。アクセスにおけるIMAPとPOPの差異は確認していない。情報があれば是非ともご連絡くださると嬉しい。

SMTPとかIMAPとかには全く通じていないが,To, Cc, Bccは「SMTPではまったく同一に扱われ」,「SMTPレベルでは動作に違いはないが、Bccが含まれる場合のみ、MTAは(中略)メールヘッダの存在するBccフィールドを取り除いてしまう」*2,とのこと。これは憶測だが,Gmailでメールを送信する際は

  1. MUA(Webベースのクライアント)からMTAへ転送依頼
  2. MTAは送信先MTAへ「転送」すると同時に「送信済みメール」にも「配信」

という流れで,保存は「配信」で行われており,ThunderbirdGmailを使用する際には,

  1. MUA(この場合Thunderbird)からMTAへ転送依頼
  2. Googleは1日数台のHDDが必ず壊れるほどサーバーを持っているので保存といっても最適なサーバーにはアクセスできず,Googleの分散サーバー内の別MTAへ「転送」しなきゃならない
  3. 結果としてローカルへ「配信」ではなく「転送」に

なんてなったり……するわけがない。そもそもGoogleの分散サーバーが具体的にどのように構築されているかすら知らない。

2009年3月23日01:37現在の私には技術的にも精神的にも解決できない問題。